鹿をさして馬となす
中国は秦の時代のことです。悪臣・趙高が自分の権勢を誇示するために鹿を馬と称して皇帝に献上しました。
趙高 「珍しい馬が手に入りましたので献上致します」
皇帝 「何、馬とな、馬鹿なことを言うな、これは鹿ではないか」
趙高 「え?これが馬でないとでも? 馬だよな!」
家臣大勢 「う、馬でございます」
家臣少数 「いやいや何を言っておる!皇帝の仰せの通り、これは鹿に相違ない」
皇帝 「何、馬とな、馬鹿なことを言うな、これは鹿ではないか」
趙高 「え?これが馬でないとでも? 馬だよな!」
家臣大勢 「う、馬でございます」
家臣少数 「いやいや何を言っておる!皇帝の仰せの通り、これは鹿に相違ない」
その後、この少数の気骨ある家臣は趙高の差し金でしょう、暗殺されました。
趙高は影から帝を操ってやりたい放題の悪政を行い、この世の春を謳歌しましたが、しかし
この世に悪の栄えたためしなし、
趙高は皇帝を贅沢三昧で堕落させ、日に日に悪化する戦況を皇帝に知らせず、とうとう漢軍に攻め込まれて秦帝国を破滅させてしまったのです。
そして趙高は人望を失い、一族もろとも皆殺しとなりました。
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この度の創価学会の本尊義改竄発表もこれと同じです。
創価学会員は誰しも本心では今回の発表が「おかしいこと」に気がついているはずです。
しかし佞臣が趙高にへつらって鹿を馬と言ったように、
弘安二年の本門戒壇の大御本尊否定の発表を唯々諾々と受け入れているのです。
諸臣が口を揃えて鹿は鹿だと言っていれば趙高が図に乗って秦を破滅に向かわす事はなかったでしょうに、
創価学会の権勢を恐れて「おかしいこと」に末端会員が口をつぐんでいるから、創価学会はついにここまで邪教に落ちてしまったのです。
今まで散々本門戒壇の大御本尊こそ宗義の根幹と指導し、外敵を指弾してきたというのに、今や自分自身が外敵となってしまったのです。
この大きな変節にどうして気がつかないフリをしていられるのでしょうか?
本当に末端会員がバカなのか、職業幹部が果てしなく末端会員を愚弄しているだけなのか、そのどちらかでしょう。
少なくとも、人として生まれたからには、殺されても正しいことを言った気骨ある家臣のように、生きていこうじゃありませんか。
きっと声を大にして、この不正を非難出来る信心を御本仏日蓮大聖人はお褒めになられることでしょう。
今、あなた方の創価学会という船は謗法という海に沈没せんとしていますよ。船体は大きく傾き、もう立ち直る見込みはないのですから、逃げ出さないと。
辺りは謗法の海です。日蓮正宗の救命ボートに乗らない限り助かる道はありません。
船長の「危険ですから部屋に待機していて」などというアナウンスに化かされて犠牲になるのは実にバカげています。
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