廃棄ビーフカツ横流し事件
最近世間の話題と言えば廃棄ビーフカツ横流し事件である。
これはcoco壱番カレーの壱番屋が「異物混入の疑いあり」として廃棄処分した数万枚の冷凍ビーフカツを
廃棄処理業者の「ダイコー」が廃棄したと見せかけて「みのりフーズ」に転売し、異物混入の恐れのあるビーフカツが再び食用として世に出回っていた事が発覚したものである。
これが発端となり、余罪を調べたらその他にも様々な業種から多種多数の横流し転売が明らかになった。
勿体ないなどという声もあるが、これは賞味期限切れ、異物混入など健康被害を引き起こしかねない大問題である。
私がもっともいけないことだと思うのは、この廃棄物横流し業者である。
毒が入っているかも知れない、本来肥料にするゴミ同然の物なんですがそれでも良ければどうぞ、と言って横流しするならまだしも、食べられるものであるとして対価を取って横流ししている点である。これは紛い物、ニセ物を世に溢れさせ、知らぬうちに人々の健康や価値観を損ずる大罪である。
陶芸家でも、出来が悪い作品は何百枚あろうとも打ち壊すという。
勿体ないからと弟子がそれを持ち出すなら師匠の心にそぐわぬ不肖者と言われるだろう。
お釈迦様も、悟りを開いてから亡くなるまで50年間仏法を説いたけれども、その一番大事なところは43年目から説き始められた法華経である。だから法華経を説くに当たって
四十余年未顕真実、(今まで42年間説いてきたのは方便・嘘の説法である)
正直捨方便(素直にこれまでの教えを捨てなさい)
といわば廃棄処分を指示したのである。
だから誠実な信者は素直に法華経以外のお経を捨てたのであるが、
「勿体ないから」などと勝手な理由を付けてお釈迦様が「捨てなさい」と命じた「方便・嘘の説法」を拾い上げ、しかも人々にこれは有り難いお経であると売りつけているのが浄土宗や真言宗禅宗など法華経以外の経を依経としている邪宗である。
天台宗の妙楽大師は「円に著する尚悪なり。況んや復余をや」(諸宗問答抄33に引用あり)といっている。お釈迦様の説法は薬に譬えられるがその成分に蔵教・通教・別教・円教の4種類がある。円教が最良の教えであるが、法華経以前のお経にはこの円教が少しだけ含まれている。しかし蔵教・通教・別教などの不純物も混じっている。しかし法華経だけが「純円」といって円教そのもので出来ている。不純物は一切含まれていない。だから法華経こそがお釈迦様の説きたかった本来の教え真骨頂なのである。
しかしそれを、法華経以前の邪教にも円教が少しであれ含まれているのだから、有り難いのだ、などということは「悪」なのだ、と妙楽大師は言っている。不純物に汚染されている円教だからだ。そして言うまでもなく汚染物質の張本人たる蔵教・通教・別教を有り難がることは悪そのものなのである。
大聖人はこうも仰る。いくら立派なお椀でも、一度糞を盛りつけたお椀でご飯は食べられない。いくら貴重なお米を炊いたとしても、誰かがその上で糞をしたならば決して食べられない。(秋元御書一四四七趣意)
汚された物はいくらその元が高貴であっても用いてはならないのである。
今法華経以外の諸宗は糞を人々に喰わす悪徳業者である。法華経を依経としていても日蓮正宗以外はすべて同轍である。法華経の根本は南無妙法蓮華経である。なのに天台宗は「朝に題目夕べに念仏」などと言っているし、身延日蓮宗は法華経以外の仏菩薩を祀って信者の歓心を買おうとしている。これらは南無妙法蓮華経以外の邪信に汚染された邪教である。
いわんや、仏教の土俵に登ることすら叶わぬいかがわしい新興宗教、西洋の一神教、など論外であり、邪教であること勿論である。
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