帝釈の柔和心と悪鬼

止観の四七に云く、帝釈堂の小鬼の敬い避くが如し已上。健抄二〇の四十一に云く、天帝、得勝堂に於て行法の時、禿の小童有り。忽然として来たり。天帝の傍らに踞(おご)れり。帝釈瞋て問う、汝は是れ何物ぞ、彼、敢えて答えず身を前の倍にならしむ。天帝なお瞋って問う。彼また前に倍せり。天帝因んで魔の所行と知り、敢えて諍う心なく柔和の心に住す。この時彼の者其の身を稍やや減ず。天帝なおまたその心を柔和にす。時に彼、本の如く小身に復せり。天帝を敬って避く。云々 只彼を破らんと欲さば却って応に障せらるべし。故に専ら心を和し、彼を助けんと思うべし云々

避く(さ)く https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%96%AD%E3%81%98%E3%81%A6%E8%A1%8C%E3%81%88%E3%81%B0%E9%AC%BC%E7%A5%9E%E3%82%82%E4%B9%8B%E3%82%92%E9%81%BF%E3%81%8F/
禿(かむろ)https://kanji.jitenon.jp/kanjif/2804
踞(おご)れり(https://www.kanjipedia.jp/kanji/0001446500
稍(やや)https://kanji.jitenon.jp/kanjil/5556
正像已末法太有近

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帝釈の柔和心と悪鬼

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