!!!6.尊厳の体に帰す  我々の身体や性質は、各人共通して同じところもあるが、また各人各様で、あらゆるところが異なっている一面もある。すなわち、平等の面と差別の面である。身体や精神に色々な故障があったり、性格の違いや対人関係の問題等で、多くの人が互いに悩んでいる。  これは、自己の命の奥に伏在する、限りない真実の体を見失っているからである。  万物の、より高い次元で共通しているのは「尊厳」の二字である。妙法は、我々の尊厳の体であり、真実の体である。故に、妙法を持ち唱えることは、この尊厳の体に帰するのである。 ---- 御隠尊日顕上人猊下『すべては唱題から』 6/61 {{category すべては唱題から,御指南}}