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記別

記別

 概要

記別(きべつ)とは仏が弟子や信者に対し、来世に仏になることを確約すること。
仏の言葉には間違いがないので、来世に仏になる、と言われたなら成仏したも同然、と理解される。
記別は劫国名号、即ちいつ、どこで、何という仏様になることが出来るか、ということが明かされる。
例えば、舎利弗は華光如来、目連は多摩羅跋栴檀香仏、提婆達多は天王如来、耶輸多羅は具足千万光相如来の記別に与っている。
また多勢に一括して記別を授けることもあり、五百弟子受記品には


仏、此等の心の所念を知ろしめして、摩訶迦葉に告げたまわく、
是の千二百の阿羅漢に、我今、当に現前に、次第に阿耨多羅三藐三菩提の記を与え授くべし。
此の衆の中に於て、我が大弟子?陳如比丘、当に六万二千億の仏を供養し、然して後に、成して仏に為ることを得べし。号を普明如来、応供、正遍知、明行足、善逝、世間解、無上士、調御丈夫、天人師、仏世尊と曰わん。(開結二九九)



[用語,,教義]

最終更新時間:2015年03月31日 10時41分09秒