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三大秘法開合の相

三大秘法開合の相

 概要

三大秘法開合の相(さんだいひほうかいごうのそう)とは日蓮正宗の信仰の根本である本門戒壇の大御本尊を一大秘法としてこれを三つに開いて三大秘法と号するが、その関係性を現わしたものである。
典拠は26世日寛上人の依義判文抄にある
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問う、若し爾らば三大秘法開合の相如何。 
答う、実には是れ一大秘法なり。一大秘法とは即ち本門の本尊なり。此の本尊所住
の処を名づけて本門の戒壇と為し、此の本尊を信じて妙法を唱うるを名づけて本門
 の題目と為すなり。故に分かちて三大秘法と為すなり。又本尊に人有り法有り、戒壇
に義有り事有り、題目に信有り行有り、故に開して六義と成る。此の六義散じて八万
宝蔵と成る。例せば高僧伝に「一心は万法の総体なり。分かちて戒定慧と為し、開し
て六度と為り、散じて万行と為る」と云うが如し。当に知るべし、本尊は万法の総体
なり、故に之れを合する則んば八万宝蔵は但六義と成る。亦此の六義を合すれば
則ち但三大秘法と成り、亦三大秘法を合すれば則ち但一大秘法の本門の本尊と成
るなり。故に本門戒壇の本尊を亦は三大秘法総在の本尊と名づくるなり。若し此の
開合の意を得ば亦所引の文意を得ん云云。(六巻抄82頁)

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であろうと思う。図示してみよう

(一大秘法)         (三大秘法)  (六大秘法)
                                  ┌人本尊(日蓮大聖人
                     ┌本門の本尊┤
                     │           └法本尊(本門戒壇の大御本尊
                     │          ┌義の戒壇(書写本尊の在所)
本門戒壇の大御本尊─┼本門の戒壇┤
                     │           └事の戒壇(本門戒壇の大御本尊の在所)
                     │          ┌信(本門戒壇の大御本尊を信ずる)唱題の因
                     └本門の題目
                                  └行(信じて唱える南無妙法蓮華経)信心の果


もちろんこれは日寛上人の発案ではなく、大石寺に代々伝わった法門を文字として表現したに過ぎない。
大聖人の仏法に新たな発明など無いのだから。



[,教義,用語]

最終更新時間:2015年08月05日 13時59分31秒