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大佳節の年、日蓮正宗信徒としてふさわしい精進をの変更点

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!!!大佳節の年、日蓮正宗信徒としてふさわしい精進を
法蓮寺支部 N谷S和

 昨年九月より行われた百日間唱題行で、たくさんの功徳を戴いたことを発表させていただきます。
 初めに百日間唱題行のお話を聞いたとき、正直なところ「私にできるだろうか、仕事もあるし、父の介護のこともあるし」という不安がよぎりました。
 しかし活動者会の折に副講頭さんの「この百日間唱題行で必ず境界を変える」との強い意気込みを聞かせていただき「できるかできないかではない。させていただくのだ。そして私も必ず境界を変えよう」と決心し毎日二時間の唱題行に取り組みました

!! 百日間唱題行によって変化

 唱題行を行うようになってから短期間にもかかわらず様々な功徳を感じることができました。
 御本尊様の前に座って唱題していると今まで見えなかった、あるいは見ようとしていなかった自分自身の悪いところが見え始めました。悪い癖はなかなかすぐには直せませんが、一つずつ直す努力をすると、次の行動に違いが出てきました。一つ行動が違えば、その次の行動も変わりました。
 しっかりできているとは言い難かった勤行を、真剣に続けられるようになりました。仕事のことにしても、今までなら壁にぶつかったとき、後回しにしたり逃げてしまおうという癖がありましたが、唱題によって不思議なことに「何時間、何日かかっても諦めずに解決させるぞ」という力が涌いてきました。本当に不思議でした。
 今までとは、明らかに自分の行動に変化が生じました。とても前向きに、いろいろな物事に取り組むことができるようになってきました。
 そんな折、仕事上の先輩より「研修を行いたいのですが、都合をつけて岐阜まで来られませんか」というお誘いがありました。
 以前に参加した研修は、交通費などすべて自己負担でしたが、今回は主催する会社から交通費が支給されるとのことでした。たいへん有り難いお話ではありましたが、私には体の不自由な父がおり、家を長期間空けるには、父にショートステイに行ってもらうしかありません。しかしショートステイのための金銭的余裕が我が家にはありませんでした。

!! 有り難い申し出にびっくり

「残念ですが、今回は行くことができません」と返答すると、すぐに取引先の社長より電話がありました。「研修に行けない理由が金銭的な理由だけなら、こちらがすべて面倒を見させてもらえないかな、精いっぱい応援させて欲しい」と言ってくださったのです。
 私は一瞬、耳を疑いましたが「がんばってくださいね」との社長さんの言葉に、またびっくりしました。 これは唱題の功徳、御本尊様の御力だと、すぐに感じました。信心させていただいて五年、御本尊様に確信を戴きました。
 そして、さらに「中谷さん、一年間まじめにがんばってくれているので、たくさんではないけれど、お給料を今月から上げようと思っているんだ」と言っていただきました。
 これまで個人事業主としてやってきたけれど、今のままの私の仕事量ではお給料をたくさんはもらえない、となると生活ができなくなる。転職を考えたほうがいいのではないか、などと思っていたところでした。なんというタイミングだろうと、私は思わず御本尊様に手を合わせて、涙ながらに感謝申し上げました


!! 研修に充実感味わう父も無事に帰宅

 研修は四泊五日でした。研修中も毎朝、仕事前に早く起きて勤行し、さらに二時間の唱題をして臨んだ研修は、私の想像よりも遥かに充実した、有意義な一日一日となりました。すべてが勉強になりました。ふだんならお会いできないような方々にも、たくさん会わせていただき、気持ちを新たにがんばろうと決心いたしました。
 そして父も、ショートステイ先で自分なりに楽しく過ごそうと努力してくれました。応援してくださる方々のお陰で父も私も無事、新型コロナウィルス感染症に感染することもなく、帰ってくることができました。

!! 「功徳により調う」を実感する出来事

 「大聖人様、御法主上人猊下の御指南のままに、素直に実践すれば、必ず生活が調っていきます。必ず守られます」と御住職(加藤道覚御尊師)より常々御指導いただきますが、その御指導通りに、少しずつ私
の生活が調ってきていることを実感しています。
 その他にも本当にいろいろな功徳を戴きました
 私は統合失調症を患っているのですが、以前通っていた病院では、医師より「薬は一生飲み続けてください」と言われていました。御住職の御指導のままに毎日真剣な勤行・唱題に励んでいく中で、先日、知人より新しく病院を紹介してもらいました。そこの医師に相談したところ「薬は飲まずに様子を見ていきましょう」と言っていただくことができました。
 さらに御住職より、ある日「運転免許は取らないの?」とお尋ねいただいたことがきっかけで、十年ぶりに取得できました。病により自身の判断で免許更新をやめたときは、二度と取ることはないだろうと思っていた私ですが、御住職のお言葉を、素直に前向きに受け止めて行動に移した結果です。
 当初、周りの人たちからは、「もう一度取るのは、まだ早いんじやないの」とか「試験に合格できないだろう」と言われていましたが、無事一回で試験に合格しました。
 父の身体が前よりも不自由になり、父が免許を返納して一年くらい経ったときでしたので、お陰で今では、父とのお寺参詣、病院の送り迎え、買い物、折伏活動にと、運転免許証があることの恩恵を、最大限に享受しています。

!! 「確信持ちぃや!」本当にその通り

 また、昨年末に財布を落としてしまいました。現金はほとんど入っていなかったものの、すべてのカードというカードが入っていたので慌てました。いくら探しても見つかりませんでした。
 御住職、講頭さんや講員さん方から、「諦めずに御題目を唱えて祈っていけば、必ず見つかるよ」と励ましていただきましたが、「出てこなくてもしょうがない」と半ば諦め、半信半疑の思いで、それでも「私自身よりも、もっと心配してくださっている皆様のために」と思って御祈念して唱題したところ、三日後に警察から「見つかりましたよ」との電話をいただきました。
 すぐに警察署に行き、無事、財布が手元に戻ってきました。中身も何一つなくなっていませんでした。
拾ってくださった方は「お礼などいりません」と、名乗ることもなく帰られたそうです。

 この時、講頭さんより「確信持ちいや!(持ちなさい)」と言われました。
 真剣に唱題をすると、本当にいろいろなことで守られていくと実感いたしました。しかし、何よりも一番功徳だと感じたのは、財布を落とした時にも感じたことですが、御住職、講頭さん、たくさんの講員さんの優しさ、温かさを、以前にも増して身に染みて感じるようになったことです。
 御住職、講頭さん方の、常に私以上に私のことを考え心配してくださるお姿に、胸が熱くなります。私も皆様のように、思いやりを持った人になりたいと強く思います。

!! 何もかもが尊く有り難い

 他にも、父と毎日、朝夕の勤行をさせていただけることも、功徳の一つです。父はあまり声が出なくて
勤行のスピードも、ゆっくりでないとついてくることができないのですが、それでも、一生懸命お経本を目で追い、読めるところだけでも読もうと努力する姿を毎日、隣で見ることができます。そんな父と一緒に勤行ができることに、言葉では言い尽くせない感謝の気持ちでいっぱいになります。
 以前、鳥取県に住んでいた頃のことです。和傘職人である私の師匠がこの世を去った時、すべては私のせいだという自責の念で自分を追い詰め、それからは生きているか死んでいるかも判らないような生活をしました。その状態のときにこの御本尊様とのご縁をいただいて、本当の生きる喜び、命の尊さを知り、それまで感じたことのない幸せを感じることができました。当時を振り返るたびに、折伏してくださった上田さん親子に、感謝の気持ちでいっぱいになります。
 あの時、私が病気にならずに入院していなかったら、上田さんに出会うこともありませんでした。今頃どうしていたことでしょう。毎日、謗法の仏壇の前で泣き続ける日々を送っていたかも知れません。御本尊様のもとでは、無駄なことは何一つない、仏様というのは本当におられるんだと感じます。この、戴いたたくさんの御恩、御慈悲、功徳を、今度は私が、出会いをいただくすべての方々に、正しくお伝えできるようになりたいです。

!! 私の変化が、誰かの入信に結びつく

 昨年、以前の職場で一緒に働いていた木村さんという男性が入信されました。木村さんがおっしゃるには、私の入信前と入信後の姿を見て「自分も中谷さんのように変わりたい」と思い、この信心を始める決心をされたとのことでした。
 今回、木村さんも百日間唱題行の期間中、毎日メールで報告をくださり、「このご信心を教えてくれてあ
りがとう」と言ってくださいました。本当に嬉しかったです。木村さんは入信以前よりも柔らかい顔つきになられました。とても優しい笑顔を見せてくださる、そんなお姿を見て、本当にすばらしいと、温かい気持ちになります。
 折伏は、私にはとても勇気が要ります。嫌な顔をされることもありますが、折伏した後は、自己満足かも知れませんが、一歩前に進めたような気がして嬉しくなります。真剣に唱題すると、不思議と落ち込むこともなく、諦めずにまた折伏に行かせていただこう、必ずいつか心を動かしていただける自分になろうと思えます。どのような方の折伏でもそうですが、すべてが貴重な体験となり、自分自身が成長させていただいてると感じます。

!! 真剣な勤行・唱題で心が真っ直ぐに

 どれだけ、この正法を待ちわびている人たちがいるのだろうか。
 以前なら、折伏して相手に断られると「本人にその気がないならしょうがないのではないか」などと間違った考えを持っていました。御住職から「勤行・唱題を、命をかけてしてごらんなさい」と御指導いただいてから、自分なりにではありますが、真剣に行う中で、心がだんだんと真っ直ぐになってきたような気がします。「相手の方の幸せを心から真剣に祈り、共に信じ、共に行じ、共に学んでいきたい」と思うようになりました。
 大聖人様が仰せの信心に一歩でも近づけるよう、大聖人様に弟子だと認めていただける信徒になれるよう、御法主日如上人猊下の御指南通りの信心をしていきたいと思います。それには、指導教師である御住職の御指導を素直に実践し、これからも毎日の真剣な勤行、唱題を怠ることなく、残りの私の人生すべてをかけて、一日も早い仏国土実現のために、明るく元気に朗らかに、精進していきます。
 まだまだ至らぬところの多い私ではありますが、どうか皆様と共に信行学に励ませていただきたいと思います。
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大白法R030501
純真な信行に心が打たれました。