砌(みぎり)とは――。 宗門で多用される語であるが、意味としては「〜の時」「〜の際」という風に言い換え可能の言葉である。 広辞苑には みぎり【砌】 (「水限(みぎり)」の意) (1)(池などの)水際。性霊集(9)「―の中の円月(えんがつ)を見て」 (2)軒下・階下などの敷石の所。万葉集(13)「大殿の―」 (3)庭。千載和歌集(序)「紫の庭、玉の台、ちとせ久しかるべき―とみがきおき給ひ」 (4)所。場所。今昔物語集(11)「巌の腰を廻り経て、麓の―に至りぬ」 (5)とき。おり。ころ。時節。醒睡笑「やうやう落城におよぶ―」。「厳寒の―」 とあるが、(5)の意味で用いるケースが多い。 {{category み,用語}}