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『日月の事』


(★410㌻)
 
 №0074 日月の事   (文永五年  四七歳)
 
  誓耶后 摩利史天女
  大日天・・・・・・・・・・・・・輅車に乗ず
  毘誓耶后 九曜
  七曜
   二十八宿
  大月天 鵞に乗ず
  十二宮
  金光明経に云はく「日の天子及以月天、是の経典を開き精気充実す」と。最勝王経に云はく「日出でて光を放ち無垢炎清浄なり。此の経王の力に由りて流暉四天に遶る」と。仁王経に云はく「日月度を失ひ」等。大集経に云はく「日月、明を現ぜず。四方皆亢旱す。是くの如き不善友・悪王・悪比丘我が正法を毀壊す」と。仁王経に云はく「非法非律にして比丘を繋縛すること獄囚の法の如くす」と。法華経に云はく「色力及び智慧、此等皆減少す」と。華厳経に云はく「段食・法食・喜食・禅悦食」と。大集経に云はく「三力は一切衆生力・法力・自身功徳力なり」と。
  戒光 清浄なり
  日光 定光 定なり
  慧光 煗なり
  人天 三学     小乗 三学
 

平成新編御書 ―410㌻―

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