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『祈祷抄』


(★632㌻)
 四天王法 成興寺の宮僧正。伴僧八口。広瀬殿に於て修明門院の御沙汰。
 不動明王法 成宝僧正。伴僧八口。花山院禅門の御沙汰。
 大威徳法 観厳僧正。伴僧八口。七条院の御沙汰。
 転輪聖王法 成賢僧正。伴僧八口。同院の御沙汰。
 十壇大威徳法 伴僧六口、覚朝僧正。俊性法印。永信法印。豪円法印。猷円僧都。慈賢僧正。賢乗僧都。仙尊僧都。行遍僧都。実覚法眼。已上十人大旨本坊に於て之を修す。
 如意輪法 妙高院僧正。伴僧八口。宜秋門院の御沙汰。
 毘沙門法 常住院僧正。三井。伴僧六口。資賃の御沙汰。
 御本尊一日之を造らせらる。調伏の行儀は
 如法愛染王法 仁和寺御室の行法。五月三日之を始めて紫宸殿に於て二七日之を修せらる。
 仏眼法 太政僧正。三七日之を修す。
 六字法 快雅僧都
 愛染王法 観厳僧正七日之を修す
 不動法 勧修寺の僧正。伴僧八口。皆僧綱。
 大威徳法 安芸僧正
 金剛童子法 同人
  已上十五壇法了んぬ。五月十五日伊賀太郎判官光季京にして討たれ、同十九日鎌倉に聞こえ、同二十一日大勢の軍兵上ると聞こえしかば残る所の法六月八日之を行なひ始めらる。
 尊星王法 覚朝僧正
 

平成新編御書 ―632㌻―

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