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『義浄房御書』


(★668㌻)後
 
 №0139
     義浄房御書  文永一〇年五月二八日  五二歳
 
  御法門の事委しく承り候ひ畢んぬ。法華経の功徳と申すは唯仏与仏の境界、十方分身の智慧も及ぶか及ばざるかの内証なり。されば天台大師も妙の一字をば、妙とは妙は不可思議に名づくと釈し給ひて候なるぞ。前々御存知の如し。然れども此の経に於て重々の修行分かれたり。天台・妙楽・伝教等計りしらせ給ふ法門なり。
 

平成新編御書 ―668㌻―

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