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『三種教相』


(★1599㌻)
 №0483
     三種教相
 
       方便品、譬喩品等の意なり
                 華厳・法華
  寂滅道場を以て元始と為す
                        初後の仏慧、円頓の義斉し等なり
 一に根性の融不融の相。 爾前の得道を許す
              此の妙彼の妙、妙義殊なること無し等なり
   種熟脱を論ぜず
                            爾前の得道を許す
          麁妙を判ず 与釈
      相待妙      約数   前三を麁と為し後一を妙と為す
  迹門                        爾前の得道を許さず
          麁を開して妙を顕はす 奪釈
      絶待妙      約部   前四味を麁と為し醍醐を妙と為す
       化城喩品
  三千塵点
  大通を以て元始と為し、余教を以て種と為さず
 二に化導の始終不始終の相。 爾前の得道を許さざるなり
      種は大通
  迹門  熟は中間・今日の四味
      脱は法華
 

平成新編御書 ―1599㌻―

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