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『常楽我浄御書』


(★1673㌻)後
 №0489
     常楽我浄御書
 
  出でさせ給ひて諸大乗経をかんがへ出し、十方の浄土を立て、一切諸法は常楽我浄と云云。其の時、五天竺の十六の大国・五百の中国・十千の小国・無量の粟散国の諸小乗経の無量無辺の寺々の衆僧、一同に蜂のごとく蜂起し、蟻のごとく聚集し、雷のごとくなりわたり、一時に聚集して頭をあわせてなげいて云はく、仏在世にこそ五天の外道、我等が本師教主釈尊とわあらそいしが、仏は一人なり、外道は多勢なりしかども、外道はありのごとし。仏は竜のごとく、獅子王のごとくましませしかばこそせめかたせ給ひぬ。此はそれにはにるべくもなし。馬鳴は一人なれども、我等は多人なれども代すへになれば悪はつよく善はゆわし。仏の在世の外道と仏法とは水火なりしかば、
 

平成新編御書 ―1673㌻―

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