HOME本種坊だよりより>201908

 折伏せずんば仏弟子にあらず 


 御命題期日まであと五六五日。広宣流布への盤石な土台を構築するためには、令和三年二月十六日までに八〇万名の信徒増加を果たさねばならない。
 この命題に応えるにはどうしたらよいか。
 まず減らさないこと。少しでも元気で長生きをして広宣流布の端緒をこの目で見届けようではありませんか。
 二番目に親・兄弟・子孫、身内に信心をさせましょう。
 自分だけおいしいものを食べて独り占めをしている人は畜生界、餓鬼界の命です。それでは成仏は出来ません。
 そして三つ目、信心の仲間を増やす。友人や同僚、更には袖すり合うも多生の縁とて自分が接した人全てに信心の話をしてゆきましょう。蒔いた種は必ずいつか芽を吹くのです。
 この娑婆世界を火宅という言い方がありますが、世間で起きている凶悪事件や災害を見ていると今まさにこの世は火宅であると嘆かずにいられません。自分に縁ある人々を救い、また社会のみんながこの信心で徳を高く積み、悪業を清算することで総罰たる天変地夭も免れる事ができるのですから、黙過していてはいけません。「折伏せずんば仏弟子にあらず」と心得て、一人にでも多く、信心の話をしていきましょう。
 その為には自分自身が信心の喜びに満ちあふれていなければ布教の言葉も嘘・偽りになってしまいます。法を弘めようと思って逆に法を下げることがないよう、日々の勤行・唱題に励みましょう。時間を決めて唱題も結構ですが、時間に捕らわれて消化試合的になっては唱題の功徳も頂けないでしょう。御本尊様を生身の御本仏・大聖人様と拝し、お題目をあげさせて頂いている、そういう心構えで唱題をしましょう。そうすれば、
 「自行もし満つれば必ず化他あり」(観心本尊抄文段) と仰せのように、折伏も自然と出来ます。頑張りましょう。

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