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『八宗違目抄』


(★515㌻)後
 №0112
     八宗違目抄   文永九年二月一八日  五一歳
 
  記の九に云はく「若し其れ未だ開せざれば法報は迹に非ず、若し顕本し已はれば本迹各三なり」と。文句の九に云はく「仏三世に於て等しく三身有り、諸教の中に於て之を秘して伝へず」と。
        法身如来           正因仏性
     仏  報身如来       衆生  了因仏性
        応身如来           縁因仏性
        小乗経には仏性の有無を論ぜず
  衆生の仏性 華厳・方等・般若・大日経等には衆生本より正因仏性有       って了因・縁因無し
        法華経には本より三因仏性有り
  文句の十に云はく「正因仏性は 法身の性なり 本当に通亘す。縁了仏性は種子本有にして今に適むるに非ざるなり」と。
 

平成新編御書 ―515㌻―

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