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『真言諸宗違目』
(★599㌻)後
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真言諸宗違目 文永九年五月五日 五一歳
真言宗は天竺よりは之無し。開元の始めに善無畏三蔵・金剛智三蔵・不空三蔵等天台大師己証の一念三千の法門を盗んで大日経に入れ、之を立て真言宗と号す。
華厳宗は則天皇后の御宇に之を始む。澄観等天台の十乗の観法を盗んで華厳経に入れ、之を立て華厳宗と号す。法相・三論は言ふに足らず。禅宗は梁の世に達磨大師楞伽経等大乗の空の一分を以てせしなり。其の学者等大慢を成して教外別伝等と称し、一切経を蔑如するは天魔の所為なり。浄土宗善導等観経等を見て一分の慈悲を起こし、摂地二論の人師に向かって一向専修の義を立て了んぬ。
平成新編御書 ―599㌻―
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