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『富木殿御書』


(★730㌻)
 №0159
     富木殿御書 文永一一年五月一七日  五三歳
 
  けかち申すばかりなし。米一合もうらず。がししぬべし。此の御房たちもみなかへして但一人候べし。このよしを御房たちにもかたらせ給へ。
  十二日さかわ、十三日たけのした、十四日くるまがへし、十五日をゝみや、十六日なんぶ、十七日このところ。いまださだまらずといえども、たいしはこの山中心中に叶ひて候へば、しばらくは候はんずらむ。結句は一人になて日本国に流浪すべきみにて候。又たちとゞまるみならばげざんに入り候べし。恐々謹言。
    十七日 日  蓮 花押
  と き ど の
 

平成新編御書 ―730㌻―

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