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『日眼女釈迦仏供養事』
(★1353㌻)前
夜打・強盗・乞食・渇体にきらはれたらんと、国の大王に讃められたらんと、何れかうれしかるべき。日本国と申すは女人の国と申す国なり。天照大神と申せし女神のつきいだし給へる島なり。此の日本には男十九億九万四千八百二十八人、女は二十九億九万四千八百三十人なり。此の男女は皆念仏者にて候ぞ。皆念仏なるが故に阿弥陀仏を本尊とす。現世の祈りも又是くの如し。設ひ釈迦仏をつくりかけども、阿弥陀仏の浄土へゆかんと思ひて、本意の様には思ひ候はぬぞ。中々つくりかゝぬにはをとり候なり。今日眼女は今生の祈りのやうなれども、教主釈尊をつくりまいらせ給ひ候へば、後生も疑ひなし。二十九億九万四千八百三十人の女人の中の第一なりとをぼしめすべし。委しくは又々申すべく候。恐々謹言。
二月二日 日蓮花押
日眼女御返事
平成新編御書 ―1353㌻―
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