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『異体同心事』


(★1389㌻)後
 №0376
     異体同心事    弘安二年八月  五八歳
 
  白小袖一つ、あつわたの小袖、はわき房のびんぎに鵞目一貫、並びにうけ給はりぬ。はわき房・さど房等の事、あつわらの者どもの御心ざし、異体同心なれば万事を成じ、同体異心なれば諸事叶ふ事なしと申す事は外典三千余巻に定まりて候。殷の紂王は七十万騎なれども同体異心なればいくさにまけぬ。周の武王は八百人なれども異体同心なればかちぬ。一人の心なれども二つの心あれば、其の心たがいて成ずる事なし。百人千人なれども一つ心なれば必ず事を成ず。日本国の人々は多人なれども、同体異心なれば諸事成ぜん事かたし。
 

平成新編御書 ―1389㌻―

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