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『可延定業御書』


(★762㌻)前
 №0175
     三沢御房御返事 文永一二年二月一一日  五四歳
 
  佐渡国の行者数多此の所まで下向ゆへに、今の法門説き聞かせ候えば、未来までの仏種になる事、是皆釈尊の法恩ありがたし。越後にて此の歌詠じ候ゆへ書き送り候なり。
  おのづからよこしまに降る雨はあらじ 風こそ夜の窓をうつらめ
  二月十一日
 

平成新編御書 ―762㌻―

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