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『乙御前御消息』


(★899㌻)前
 たすけがたからん事こそなげかしくは覚え候へ。
  いかなる事も出来候はゞ是へ御わたりあるべし、見奉らん。山中にて共にうえ死にし候はん。又乙御前こそおとなしくなりて候らめ。いかにさかしく候らん。又々申すべし。
  八月四日                  日  蓮 花押
 乙 御 前 へ
 

平成新編御書 ―899㌻―

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