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『越州嫡男並妻尼事』
(★1573㌻)後
越州嫡男並妻尼事 弘安四年一〇月二七日 六〇歳
九月九日の雁鳥同じき十月廿七日飛来仕り候ひ了んぬ。
抑越州の嫡男並びに妻尼の御事是非を知らざれども、此の御一門の御事なれば謀反よりの外は異島流罪は過分の事か。将又、四条三郎左衛門尉殿の便風、今に参府せざるの条何事ぞや。定めて三郎左衛門尉殿より申す旨候か。伊与殿の事存の外の性情にして智者なり。当時学問隙無く
平成新編御書
―1573㌻―
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