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『三種教相』


(★1600㌻)
       寿量品の意なり
  五百塵点
  久遠を以て元始と為す。世々番々の成道なり
 三に師弟の遠近不遠近の相。大通今日の成道を破すなり
      種は久遠
  本門  熟は中間・今日の四味
      脱は法華
                      華厳
  寂滅道場を以て元始と為す       阿含
  一に根性の融不融の相   方等 各得道有り
  種熟脱を論ぜず            般若
                      法華
 玄の一に云はく「教相に三と為す。一に根性の融不融の相、二に化導の始終不始終の相、三に師弟の遠近不遠近の相」文。
 籖の一に云はく「前の両意は迹門に約し、後の一意は本門に約す」文。
 又云はく「初めの根性の中に二と為す。初めには八教を明して以て昔を弁じ、次には今経を明して以て妙を顕はす」文。
 

平成新編御書 ―1600㌻―

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