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『三種教相』
(★1602㌻)
籖の二に云はく「若し相待の中には展転して妙を明かせども前の麁猶存せり。今絶待を論ずるに、前の諸麁を絶して形待すべき無し」文。
心法妙 相待妙
華厳の円 衆生妙 相待妙
仏法妙 相待妙
心法妙 相待妙
方等の円 衆生妙 相待妙
仏法妙 相待妙
心法妙 相待妙
般若の円 衆生妙 相待妙
仏法妙 相待妙
心法妙 相待妙 絶待妙
法華の円 衆生妙 相待妙 絶待妙
仏法妙 相待妙 絶待妙
玄の二に云はく「是の両妙を用て上の三法を妙ならしむ。衆生の法に亦二妙を具足す。之を称して妙と為す。仏法心法に亦二妙を具足す。之を称して妙と為す」文。
籖の二に云はく「二妙妙上三法とは、三妙の法華に在って方に妙と称することを得ることを明かさんと欲す。故に二妙を須ひて以て三法を妙ならしむ。故に諸味の中に、円融有りと雖も全く二妙無し」文。
華厳の円 仏慧
平成新編御書 ―1602㌻―
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