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『釈迦一代五時継図』


(★1661㌻)
 生を非生と説き、乃至無明を明と説き、明を無明と説き、非色を色と説き、色を非色と説き、非道を道と説き、道を非道と説く」云云。
           父は月浄転輪王 鼓音声陀羅尼経の説なり
   浄土宗の阿弥陀 誓願は執持名号往生極楽
           正覚は十劫已来なり
           父は大通智勝仏
   法華宗の阿弥陀 誓願は常楽の説・是妙法蓮華経なり
           正覚は三千塵点劫なり
  薬王品に云はく「若し女人有って、是の経典を聞いて説の如く修行せば、此に於て命終して即ち安楽世界・阿弥陀仏・大菩薩衆の囲遶せる住処に往き、蓮華の中宝座の上に生ぜん」云云。疏記の十に云はく「若有女人等とは、此の中只是の経を聞くことを得、説の如く修行すと云ふ。即ち浄土の因、更に観経等を指すことを須ひざるなり。問ふ、如何が修行する。答ふ。既に如説修行と云ふ。即ち経に依って行を立つ。具には分別功徳品の中に直ちに此の土を観ずるに四土具足するが如し。故に此の仏身は即三身なり」云云。「自在所欲生」云云。方便品に云はく「舎利弗、如来は但一仏乗を以ての故に衆生の為に法を説きたまふ。余乗の若しは二若しは三有ること無し」云云。安楽行品に云はく「無量の国の中に於て乃至名字をも聞くことを得べからず」と。
  陀羅尼品に云はく「汝等但能く法華の名を受持せん者を擁護せんすら福量るべからず」と。釈籖の一に云はく「名は即ち是体、文字は解脱なり」と。又云はく「次に経題を釈す。初めには妙法の両字は通じて本迹を詮し、蓮華の両字は通じて本迹を譬ふ」と。疏記の一に云はく「妙法の唱えは唯正宗のみに非ず、
 

平成新編御書 ―1661㌻―

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