←次へ
TOPへ↑
前へ→
『釈迦一代五時継図』
(★1666㌻)
乃至化して阿羅漢の身及び仏の色身と作らん。魔王此の有漏の形を以て無漏の身と作りて我が正法を壊らん」云云。
一 禅宗謗罪を作す事
円覚経に云はく「修多羅の教は月は標す指の如し」文。方便品に云はく「或は修多羅を説く」「衆生に随順して説く。大乗に入るに為れ本なり」と。梵天王問仏決疑経に云はく「梵王霊山会上に至って、金色の沙羅華を以て仏に献り、仏群生の為に法を説きたまへと請ず。世尊、座に登り華を拈じて衆に示して青蓮の目を瞬す。天人百万悉く皆措くこと罔し。独り金色の頭陀破顔微笑す。世尊の云はく、吾に正法眼蔵・涅槃妙心・実相微妙の法門有り。文字を立てず、教外に別伝し、摩訶迦葉に付嘱す」云云。是は中天竺なり。仏の御入滅は北天竺拘尸那城なり。涅槃経の一に云はく「爾の時に閻浮提の中の比丘・比丘尼一切皆集まる。唯尊者摩訶迦葉・阿難の二乗を除く」と。同経の三に云はく「若し法宝を以て阿難及び諸の比丘に付嘱せば久住することを得ず。何を以ての故に、一切の声聞及び大迦葉は悉く当に無常なるべし。彼の老人の他の寄物を受くるが如し。是の故に応に無上の仏法を以て諸の菩薩に付嘱すべし」云云。像法決疑経に云はく「諸の悪比丘或は禅を修すること有るも経論に依らず。自ら己見を逐ふて非を以て是と為し、是邪是正と分別すること能はず。遍く道俗に向かって是くの如き言を作さん。我能く是を知り我能く是を見ると。当に知るべし、此の人は速やかに我が法を滅せん。乃至、地獄に入ること猶箭を射るが如し」云云。
平成新編御書 ―1666㌻―
provided by