ドラえもんは多くの国で放映されているらしい。

ドラえもんは全世界で放映されていて、知らない人は居ないらしい。
それほど世界に広まったドラえもんだが、「タケコプター」も「どこでもドア」も実在しない、ということは誰でも知っていることである。
そんなことは当然である。物語だからだ。

同じ理屈が、浄土宗や真言宗、キリスト教やイスラム教などにも言える。
即ち、それらの神仏は教祖の口から生まれた架空のものである、という道理である。

ドラえもんは素晴しい、夢がある。感動した、という人でも、作中に出てくるそうした便利な夢の様な道具が実在すると本気で考えて居る人はまずいないだろう。
仏教を説いたのはこの世に実在したお釈迦様、ガウタマシッダールダという人である。大日如来も、阿弥陀仏も、地蔵も薬師もすべて、釈尊の説法に登場した架空の仏菩薩である。
これらの架空の仏菩薩を信じて、釈尊を顧みない人は、あたかも「どこでもドア」や「タケコプター」の実在を信じて、「それは空想の産物なんだよ」と作者が言っても聞く耳を持たない愚かな人と同じである。

この世に出現していない神仏に、この世を生きる私たちを救う力は存在しない。

だから、鎌倉時代に法華経の予証の通りの様々な迫害を受けた末、成仏の種たる「南無妙法蓮華経」を私たちに授けて下さった日蓮大聖人様こそ、真実の仏様だと私たちは言うのです。