日蓮正宗
概要
日蓮正宗(にちれんしょうしゅう)とは
日蓮大聖人を末法に出現された下種本仏として崇拝し
日蓮大聖人からの唯授一人の血脈相承を現在にまで伝える御法主上人の指導に従って
日蓮大聖人の顕された曼荼羅御本尊を信仰の対象とし、
日蓮大聖人の教えの如く本尊に向かい読経唱題、折伏(布教)等の修行に励み
即身成仏の利益の体現を目指す宗団である、といえよう。
総本山は静岡県富士宮市にある多宝富士大日蓮華山 大石寺(たほうふじだいにちれんげざん)(たいせきじ)である。
現在の御法主上人は日蓮大聖人より68代目の日如上人である。
三宝:仏宝=日蓮大聖人 法宝=弘安二年の大御本尊 僧宝=二祖日興上人
三大秘法:本門の本尊(弘安2年の大御本尊) 本門の戒壇(大御本尊の在所) 本門の題目(大御本尊に向かい唱える南無妙法蓮華経)
三益:種熟脱 仏の化導に三種あり、仏の種を植える御本仏、植えられた仏種を育てる仏、育った仏種を得脱させる仏であるが、末法とは過去世に仏との結縁が無い人々ばかりであり誰も仏の種を所持していない世の中である。この悪く乱れた世に南無妙法蓮華経の仏種を植えるべく出現されたのが日蓮大聖人である。この仏種がなければ仏法の功徳は始まらないのであるから、根本の下種御本仏と尊崇申し上げるのである。
身延山久遠寺を本山とするいわゆる日蓮宗との違いについて
身延日蓮宗は
日蓮大聖人を仏として敬わず、金ぴかの釈尊を本仏として崇めている。
法華経の迹門も本門と同様の価値を有すると考えている。
番神信仰などを採用し大黒天、毘沙門天、帝釈天など有象無象の神仏を崇めている。
日蓮大聖人の教えは釈尊の本心が説かれた法華経だけを依経とすべきであり、その他の諸宗は方便の経を元にして法華経及び法華経を信ずる者を悪く言い、軽んずるので利益はない、罰が出るだけであるという法華最勝の立場である。
故に「念仏無間 禅天魔 真言亡国 律国賊」と諸宗を破折している
しかし身延日蓮宗はなぜか法華経以外の神仏を安置し崇めている。これは師に敵対する行為である。
法華経本門は釈尊の久遠からの化導を明かしており、迹門は始成正覚の方便を帯びている。日蓮大聖人の教えでは本門にこそ釈尊の本意が説かれているというのに、本迹一致を立てている。(因みに日蓮正宗では更に文上の本門より文底独一本門に日蓮大聖人の教えの枢要があると立てており、文上の本迹一致を立てる身延日蓮宗は日蓮正宗に二重に劣る)
そもそも身延日蓮宗の御本尊には定見がない。寺々によって曼荼羅だったり釈尊像だったりしてマチマチである。それでいて様々な神仏を併置し崇めているのであるから、
これらは日蓮大聖人よりの正しい相伝が伝わっていない何よりの証拠である。
日蓮大聖人は「かかる日蓮大聖人をうやまうとも、悪しくうやまわば国滅ぶべし」と言われているが、身延日蓮宗は日蓮大聖人を宗祖と立てながら、悪しく敬っている即ち亡国の果報を招く教えであると言える。
表記的には「正」の字が付くか付かないかの差だけであり、南無妙法蓮華経と唱えるところ、法華経を読誦するところ等一見似たような形に見えるかも知れないが、そもそも信仰の対象たる仏が違うのであるから、月とすっぽんである。
この様な不相伝の罰当たりの宗教に惑わされてはいけない。
最終更新時間:2020年07月06日 15時33分57秒