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奉安堂

奉安堂

 概要

奉安堂(ほうあんどう)とは日蓮正宗総本山大石寺のもっとも根幹となる堂宇で、日蓮大聖人が弘安2年(1279年)に出世の本懐として書き顕した本門戒壇の大御本尊安置されている。
大石寺の代々の上人はこの大御本尊を一子相伝の日蓮大聖人(=御本仏)の法魂として厳重に格護している。この奉安堂は平成14年に新築し、現在に至っている。広宣流布の暁(あかつき)までこの大御本尊をお仕舞いしているという趣旨から、蔵の形式であり公開はしていない。日蓮正宗信徒だけが内拝(ないはい)を許されている。故に末寺の本堂のような太鼓や樒、六器等も置かれていない。
収容人数は5000人で国内外の信徒の内拝がなされている。

 経緯

奉安堂以前は正本堂という建築物が同所にありそこに大御本尊安置されていたが、これは不当にも、(もはや邪教と化した)創価学会が寄進した旨を強調し、日蓮正宗攻撃の材料に使っている点から不適当であると判断し、解体された。
それ以前は奉安殿という現在の「法堂」の南半分の建物に安置されていた。
さらにそれ以前は「御宝蔵」に蔵され、江戸時代、参勤交代の行列から忍び出て内拝を果たした「抜け参り」が行われていたとの文献がある。


金沢法難を尋ねて


[建物,]

最終更新時間:2024年01月25日 12時43分06秒