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側で見守り続けた折伏が成就

 側で見守り続けた折伏が成就

  彼女に異変が、爐海凌心で道を開いて!

   法清院支部 O山Y幸さん


 本日は、この地方部総会に当たり、先月、友人であり職場の同僚でもあるK畑K美さんを折伏したことをお話させていただきます。
 遡ること十八年前、地元の特別養護老人ホームで、産休に入ったK畑さんの代わりに、募集していた臨時職員として入社したのが私でした。彼女の印象は、とてもかわいらしくて、素直で、周りの空気を明るくするようなタイプでした。仕事も順調にこなし、介護に必要な資格習得についても勉強の飲み込みがよく一発で合格し、今では施設のケアマネージャーとして働いています。
 九年前に私が職場を変えたことで疎遠になっていましたが、二年前に元の職場に復帰しましたので、また同じ会社で一緒に勤めることとなり、公私共に仲良くするようになりました。

 K畑さんの異変

 そんな中、私は彼女が仕事のことで悩みを抱えていることに気付きました。
 彼女は七十床というベッド数を抱える施設のケアマネージャーである上に、係長という役職に就き、はっきり言って手が回っていませんでした。さらに下からも上からも重圧がかかっていました。
 もともと自分の悩みを他人に伝えることがあまり得意な人ではなかったので、私は
 「たいへんそうだなあ」
とは思っていましたが、
 「今までもがんばってきたのだから、何とか切り抜けるだろう」
 とも考えていました。
 ところがある時、彼女に異変を感じたのです。話したとき、ほんの少しだけれど発音が鈍いのです。目つきもどんよりしていて、向精神薬を服用しているのではと感じました。
 すぐには問い質すことができずに様手を見ていたのですが、そのうちに少しずつ仕事が休むようになりました。このままではいけないと感じ、私は何かにつけては彼女を誘い出して悩みを聞き出しました。すると、キャリアウーマンタイプではない彼女は、自分の不甲斐なさに嫌気が差し、すっかり自信をなくしていました。
 そして、
 「仕事がしたくなくてしたくなくて仕方ない。でも私には子供がいるの。だから仕事を辞めるわけにはいかない」
 と、悲痛な面持ちで言いました。離婚して独りで二人の娘と自分の両親の面倒をみている彼女は、一家の稼ぎ頭なのです。
 私は今まで、縁あるいろいろな人に信仰の話をしてきて、もちろん彼女にも数年前から折伏していました。
 去年の夏頃に話したときは、
 「私はお経を毎日読むなんでできない」
 などと言って、背中を向けていました。それでも辛くなると、
 「話を聞いて」
 と言って素直に悩みを打ち明けてきましたので、相談に乗ることが多くなっていました。

「お寺に行きたい」

そんなことを繰り返していましたが、とうとう一カ月にわたる長期の病欠を取るに至りました。一カ月休むことは、リフレッシュするにはよいが何の解決にもならないと、私にできる信仰の話はすべて彼女に話しました。そして、
 「この信心でなければ救われない」
 と、はっきりと伝えました。その後、仕事に復帰してきましたが、やはり堂々巡りでした。
 ところが、ある日の朝、いつものように出動すると、彼女が近づいてきて
 「Y幸さん助けて、もうだめ。苦しくて苦しくて仕事にならない」
 と言い、涙もあふれんばかりでした。
 私は少し厳しく、
 「お寺に行けば救われると言っているでしょう」
 と言うと、彼女は
 「行きたい、連れていって。助けてくれるんならお寺に行きたい」
 と、初めて自分から一言ったのです。
 すぐに御主管・屋比久信如御尊師にお電話でご報告しました。
 「いつでも連れていらっしゃい」
 と言ってくださいましたので、その日の夜、仕事が終わったその足で彼女を乗せて車を飛ばし、遠別から稚内のお寺へ向かいました。
 彼女は実に落ち着いて御主管様のお話を伺い、御宝前に向かって御題目を三唱しました。初めてなのに御題目をすぐに唱えられたので、私は少し驚きました。
 残念ながら、その日は入信の決意を固めるまでには至りませんでしたが、
 「連れていってもらってよかった。御主管様のお話はすごいですね。有り難かった。ありがとう」
 と言ってくれました。

「救いたい」の一念込め唱題

 御主管様からは、
 「入信するまで少し時聞がかかるかも知れないので、しっかり見守ってあげてください」
 と御指導をいただきました。
 それからの私は必死でした。彼女の苦しさを早く解いてあげたいと思い、しっかり御祈念の唱題をしなければと、
 「御本尊様、私は広宣流布のお役に立つことをお誓いしました。ここに悩みを抱え、『助けて』と救いを求めている人がいます。何とぞ彼女をお救いください」
 と御祈念を続けました。
 数日のうちに
 「私、Y幸さんのようにがんばってみたい」
 と、彼女は入信の決意をしてくれました。早速、御主管様へご報告し、四月二目、法清院へ行き無事に御授戒を受けることができました。
 併せて、自分だけでなく大切な子供たちを同じようにお寺に縁させ、自分ががんばっている姿を見せていくのも躾なのだと、私自身の経験を通して話しました。彼女は
 「子供たちにも、私のように生きて欲しくないから御授戒を受けさせたい」
 と、きちんと自分で子供たちに説明して納得させ、四月十三日の御報恩御講の日に、高校生と中学生のお嬢さん二人を入信に導きました。
 K畑さんは内得信仰なので、その日から毎日我が家に通い、勤行唱題を続けています。
 彼女は
 「御本尊様の前に座りたくて座りたくて仕方ない」
 と言って、毎日一時間の唱題を欠かしません。有り難いことに、お陰で私も怠けるわけにはいきません。
 まだ同居しているご両親には話すことはできないと、御本尊様を御下付戴いていませんが、
 「時が来るのを待って御主管様と私がきちんと動くから、安心してご両親の幸せを御祈念して」
 と話しています。御法主日如上人猊下の御指南の中に、
 「折伏をしていて壁にぶつかることもあるでしょう。そのような時には、お題目を唱えていってごらんなさい。お題目を唱えていけば、必ず開けていきますから、そのことを心掛けていただきたい」(大白法八八〇号)
 とありました。私は、この御言葉通りに素直に受け止められたので、がんばれたのだと思います。
 以前、御主管様が、
 「〇山さん、自分の腹心の友となるような、一緒に信心ができる人が現われるよう御祈念してください」
 と言ってくださったことがありました。まさにそれはK畑さんなのかも知れません。そんな彼女も今ではお寺までの往復百四十キロを一人で、唱題会に通っております。
 この緑を大切にしながら、これからも広宣流布のお役に立てますよう精進いたすことを御本尊様にお誓い申し上げ、私の体験発表とさせていただきます。
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 大白法H26.09.16より転載[体験]

最終更新時間:2014年10月25日 15時41分42秒