化儀抄
概要
(…とこの様に言った場合、日蓮大聖人から数えて9番目の、日蓮大聖人の仏法を受け継がれた方を意味する。 大石寺9世と言った場合も同じ事を意味する。なぜなら大石寺は日蓮大聖人の仏法を継承する根本の寺院であるからである)
その総本山第9世日有上人が北は東北から南は京都まで布教に歩かれた中、折々の御説法を弟子(南条日住師)が書き留め、まとめた物である。その内容は121箇条からなる日蓮内容は本宗の信仰や考え方、信仰を表明する作法、掟などである。概観するにこの書の言わんとする所は師弟相対の信心、である。
二祖日興上人の『遺誡置文』二十六条と並んで日蓮正宗の化儀の根本となっている。
化儀抄は原本そのものが、大石寺に残っている。
所収刊行物は、歴代法主全書、富士宗学要集、日蓮正宗聖典などがある。
なお、日有上人は26世日寛上人と並んで宗門中興の二祖に数えられている。
最終更新時間:2024年07月10日 10時38分33秒