御秘符(ごひふ)
日蓮正宗の信心の篤い方で重篤な病状の方に下付される護符。信心を以て服さないと効能は発揮されない。よほど御願いしないと頂く事は叶わず。軽々しくは頂けない。
この由来はおそらく、伯耆公御房消息の、
たとい定業なりとも今度ばかりえんまわう(閻魔王)たすけさせ給へと御せいぐわん(誓願)候。明日寅卯辰の刻にしやうじがは(精進川)の水とりよせさせ給ひ候て、このきやうもん(経文)をはい(灰)にやき(焼き)て、水一合に入れまいらせ候てまいらせさせ給ふべく候 (1590頁)
ではなかろうかと思います。
[用語,ご,こ]
最終更新時間:2015年05月12日 08時35分01秒