無疑曰信
概要
無疑曰信(むぎわっしん)とは法華文句(大正蔵T1718_.34.0137c01)巻十に、
と説かれる文。信心に透徹した状態を指す。日蓮大聖人は御義口伝に疑無きを信と曰い、明了なるを解と曰う、是れを一念信解の心と為すなり。
有所對悉亦如是。無疑曰信。明了曰解。 是爲一念信解心也。
等と疑いようのない正しい教えに対し、疑いを差し挟まぬ信を重要視されている。信とは無疑曰信明了なるなり、伏とは法華に帰伏するなり、随とは心を法華経に移すなり、従とは身を此の経に移すなり。1778
此の信の字は元品の無明を切る所の利剣なり。其の故は、信は無疑曰信とて疑惑を断破する利剣なり。解とは智慧の異名なり。信は価の如く解は宝の如し。1737
最終更新時間:2013年05月15日 22時25分06秒