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勧誡

勧誡(かんかい)

初めて日蓮正宗に入信する時に授かるのが御授戒だが、いったん日蓮正宗に入信していながら、退転し、再度日蓮正宗帰依する人のためにはこの勧誡という儀式を仏前で(寺院の御本尊の前で)行う。
日蓮正宗授戒は金剛法器戒といって、ひとたび持ったならば決して壊れる事のない戒徳であるため、退転しても全く授戒の功徳が無くなるわけではない。それは金を素材として作られた器が、例え形が壊れたとしても金としての価値はいささかも無くならないのと一緒である。と説明される。
しかし、

懺悔すれども懺悔の後に重ねて此の罪を作れば後の懺悔には此の罪きえがたし。
譬へばぬすみをして獄に入りぬるものゝ、しばらく経て後に御免を蒙りて獄を出ず
れども、又重ねて盗みをして獄に入りぬれば出でてゆるされがたきが如し。

(顕謗法抄274
と仰せのように、何度も退転する者はいかに戒徳が不滅であったとしても大聖人の仏法の功徳を得る事は出来ない。それは

自業自得果のへんはすくひがたし

(報恩抄1030
大聖人様が仰るように、自分でしっかりと信心をしないのだから救われないのである。信力?行力?を励まして、仏力?法力?に与るべきである。



[用語,,動作]

最終更新時間:2017年09月20日 11時06分25秒